2010年から厚生労働省では、40歳以上の方には全国民に対して健康診断を義務付けるようになりました。これは同年代の方が生活習慣病を発症しやすい傾向が著しくなっており、7大疾病を未然に防ぐ狙いがあります。そのため、毎年特定の医療機関を受診して精密検査を受けないといけません。検査といっても色んなものがあり、血液から心電図・エコー・MRIなどです。
検体を必要とする場合は検査治具というものを活用されますが、これは主に採血時のシリンダーや針のことを指します。ここではこの検査治具に使用するオリジナルソケットについて解説をしていきましょう。採血時をイメージするとよくわかるのですが、看護師が複数本のシリンダーと針を用意して血管を確かめます。その後で使用するものを選んでいますが、これがオリジナルソケットになります。
検査治具の場合、使用なさる方の特徴に限りなく合っているものを選ばないと、正しい検査結果を導き出すことができません。オリジナルソケットはそのために存在しており、約100パターンもの細かい微調整をなされたものが生産されています。以前はガラス製品でしたが、現在は合成樹脂や塩化ビニール製となっており基本的には1度きりしか使用ができません。つまり使い捨てとなっているものであって、清潔さを保つこともできます。
オリジナルソケットの場合、簡単に着脱ができるのも利点で医療現場では大いに役立っていることもわかるでしょう。