一般的な個人クリニックでは検査までは対応されていませんが、大学・総合病院であれば精密検査も実施してトータルケアを受けることが可能です。血液から心電図・またはX線など、多種多様な項目がありましが、そのなかでも特に血液の場合は色んな疾病を見つけることが可能です。10cc程度の採血をおこない、それを100項目以上に分類をしますが、必ず検査治具というものを使用します。ここでは簡単に、検査治具の概要とそれを活用するためのオリジナルソケットについて述べていきましょう。
まずは検査治具というものですが、遠心分離・薬剤判定・赤外線照射分離などにわけることが可能です。これらは必ず国家資格である臨床検査技師がおこなわないといけないため、普段はその姿や各機材を目にすることはできません。そして検体によって用いる器具も異なるため、オリジナルソケットを装着するのも基本です。30種類以上のオリジナルソケットが用意をされており、使用者にとってもっとも観察・分析がおこないやすいものをチョイスされます。
なお、このオリジナルソケットは使いまわしができず、1度使用したら廃棄処分となるのもポイントです。以前はガラス製品だったので煮沸消毒ができましたが、現在は合成樹脂や塩化ビニール製となっているので、煮沸消毒は不可能です。検査治具の要ともいえる部品であり、どこの大学・総合病院でも必ず備えられているのがオリジナルソケットになっています。