外壁などの検査を行う場合にはこれまでハンマーなどで外壁を叩いて検査を行う打診検査が主流でしたが、この場合には外壁がもろくなっている場合には破損してしまう恐れが有り、その後なんらかの補修を行わなければならないという問題が発生していました。外壁がもろくなってしまっている場合には補修は確実に行わなければならないため必然性はある物となっていましたが、場合に依っては問題の無い部分を打診によって破壊してしまうことも多く、リスクを伴う物となっているため慎重に行わなければならないという問題があったのです。しかし、慎重になりすぎるともろくなっている部分に対しても適性な検査を行う事ができずに問題の個所を発見できないというリスクもあり、その作業においては熟練した能力を必要としていたため、一部の経験豊富な作業者しか作業を行う事ができないという課題もありました。外壁の赤外線による非破壊検査は赤外線を外壁に照射し、これを専用のカメラで確認するだけで色の違いにより状況を確認できるので、検査の能力に寄らず適切に問題となる個所を発見することができます。

外壁に衝撃を与えない非破壊検査の方法となっていることから、状態を確認してから問題となる個所を補修する事ができ、トラブルを未然に防ぐこともできるのもポイントで、これまでの破壊のリスクを伴う打診検査に比べ、非常に簡単に安心して検査を行う事が出来るのです。外壁の赤外線による非破壊検査は高層ビルなどの足場の設営が困難な場合においても効果的に検査を行う事ができるものとして注目されています。ICソケットのことならこちら