ROSAはほとんど組み立てられている

ROSAとは、レシーバー・オプティカル・サブアッセンブリーを略した言葉で、光通信を受信するときに必要な物です。一般的には送信用のTOSAとワンセットで紹介されます。光を電気に変換する計測用デバイスであるフォトダイオードや、光信号を用いる通信用システムの入出力を行うインターフェースである光インターフェイス、複数の装置を接続して通信する際の仕様である電気インターフェイスなどを組み合わせてあり、光トランシーバーや光レシーバーに使用されるのが特徴です。すでにほとんどの部分で組み立てられているため、後はファイバーを差し込むだけで使用できるようになっています。

サブアッセンブリーとは、かなりの所まで組み立てができているためそう呼ばれており、ファイバーを差し込むだけで済むTOSAやROSAに使うのにぴったりです。なお、電気信号と光を相互変換するための光送受信機が光トランシーバーで、光レシーバーは受信機のことを指します。光通信にTOSAおよびROSAがなければ、通信はできません。そのため、通信をするうえで欠かすことのできないものといえるでしょう。

光トランシーバーではTOSA側で40Gbpsや100Gbpsといった複数の光源を収容する場合、ROSA側でも複数波を感知して回路に情報を送る役割を担っています。海外で製造している工場では、非常に厳密なチェックで製造しているため、良質な商品のみが市場に出回っていると考えるのが一般的です。